書籍の紹介

「聞く力」 心を開く35のヒント
                                  阿川 佐和子 著
 いつも可愛らしいアガワさんです。最近ではセーラー服を着てテレビ出演していることもありますが、多分還暦です(笑)。この人ほど笑顔で、ぐさりと嫌味を言って、それで憎まれない人はいないと思うのですが、いかがでしょうか。
 テレビで見る対談が面白いのは、アガワさんが、相手の方のことをうまく聞き出して、心開かせて、話しやすくしてるからなのかもしれません。
 面白そうに聞く
 相手の気持ちを推し測る
 自分ならどう思うかを考える
 みんなでウケる
 知ったかぶりをしない
などなど。アガワさんが賢くて、知識も豊富だからするどい突っ込みが出来るのは十分承知知っているですが、この本を読んで、聞く力が着けば、会話が楽しくなり、相手のことをもっと理解できるのかもしれません。
 読みながら、にこにこしてしまいます。ぜひ、どうぞ。

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『いつやるか?今でしょ!』
著:林修

 

 

 

 

 

CMで一躍有名になった予備校講師林修先生のこの名台詞。
今年の流行語大賞にもなりそうな勢いです。
本書は、受験だけではなく仕事にも使える人生のアドバイスが身近な例とともにあげられています。さすが予備校の大人気講師というだけあって、話題の引き出しが豊富でとても読みやすく、それでいて説得力もあり、多くの学生が虜になる理由が分かります。
「今すぐやるべき基本の習慣」、「今すぐやめるべき無駄な行動」など、林先生流のアドバイスがつまったこちらの著書、皆様も「今」読まれてみてはいかがですか?

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『選択の科学』

NHK教育で放映の始まった「コロンビア白熱教室」のテキストとなっている本です。「選択」がどう人間に活力を与えるか?とういう事がテーマで、数々の実験や調査結果を織り交ぜながら書かれています。

中でも興味深かったのがスーパーでジャムを売る実験です。「豊富な選択肢は売り上げをあげる」という仮説のもとに24種類のジャムを売り場に並べたときと、6種類のジャムを売り場に並べたときで売り上げがどう変化するか検証しました。結果は前者は、後者の売り上げの10分の1しかなかったのです。

つい選択肢は多い方が良いと思いがちですが、どうやら私たち人間は選択肢が多すぎると結局選びきれずに逆に満足度が下がってしまうようです。

経済学などでは人間は「合理的」な行動をする生物という事が前提で話がされるらしいですが、実際は合理的でない部分も結構あったりします。そういう合理的でない部分も考えて商売することも必要だなと考えさせられるのでした。

他にも選択という切り口で上記のような企業でも参考になる事例から、個人でも参考になる話が書かれています。だからこそこんなにも幅広い人に読まれていているのでしょうね。

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「すぐ勝てる!右四間飛車」

中川大輔 著
マイナビ将棋BOOKS

飛角銀桂
将棋においてこの4つの駒を使うのが攻めの理想形と言われています。
右四間飛車戦法とは、この4つの駒を使った攻めを簡単に組み上げることができる戦法です。

ただし、「簡単に」「攻撃力の高い」駒組みができてしまうため
攻めが単調であったり、しっかりと受けられるとうまくいかないという弱点もあります。

簡単であるが故にアマチュアではとても人気がある反面、
プロでは効果が薄くあまり指されない戦法なのです。
そのためあまり研究がされておらず、右四間飛車戦法の解説を専門にしている本はあまり見かけません。
その中でこの戦法を研究されているのが著者である中川大輔八段です。

この本の中でも書いてある通り、アマチュアの人向けの内容となっており
様々な戦法を想定した指し方が解説されています。

プロ棋士の中でもあまり有効でない戦法という意見が多い中、
右四間に絞った解説をしてあるこの本は貴重ではないかと思います。

アマチュアでは高い人気と強さを誇る戦法ですので、将棋に興味のある方は一読してみてはいかがでしょうか?

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「磯野家の相続」
「磯野家の相続税」                                              
                                               長谷川 裕雅 著 
                                                 すばる舎 発行 

 先日発表された平成25年度税制改正大綱によると、平成27年から相続税の基礎控除額が引き下げられ、これにより、相続税を納める義務が生じるケースが現在の1.5~2倍に増えると予想されています。
 一方で、祖父母から孫への教育資金の贈与を1,500万円まで非課税とする「育ジイ減税」なる制度が創設されたりと、今、相続・贈与の問題はどんどん身近なものになりつつあります。
 「我が家は関係ない」とつい思ってしまいがちですが、「相続」というものは高い確率で何かしらのモメ事が生じるものです。 
 その時になって後悔しないために、また自分が死んだ後に家族同士がモメないためにも、今からしっかりと対策を練っておくことが大切です。

 本書は、専門用語が多くイメージしづらい相続の話を、磯野家=サザエさん一家をモデルにして分かりやすく解説されています。
 大部分の方が一度は見たり聞いたりしたことがあるであろう「サザエさん」。
 その磯野家の大黒柱、波平が亡くなったら・・という設定で、「磯野家の相続」では、亡くなってから遺産分割までをメインに、続作の「磯野家の相続税」では、遺産分割後の相続税の計算、生前に行う上手な節税対策といった税金問題がメインとなっています。

 相続問題を身近なものとして捉えることのできるおススメの2冊です。

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                辛坊訓
          ~日々のニュースは教訓の宝庫~
               辛坊治郎著

 以前にも辛坊治郎さんの本をご紹介させていただきました。
話が分かりやすいので、私は辛坊さんが好きです。
今回のこの本も事実満載です。
新聞・TV・ネットから発信されるニュースの伝えられていない部分が書かれています。
気になるニュースの補完が出来るように思います。

TVでは話せないことも載っており、なるほどと思えました。

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ちいさな工夫
~ダメなパターンから抜け出すための~ 著者 吉山 勇樹

4コマ漫画と50の項目から成り立っています。
「やっているつもり」ではなく、やってみよう!でそれぞれの項目が終わっています。

当然のことが書いてあるだけなのですが、やっていない自分があるから、この本を手に取ってみたんだと思います。

「当たり前のことをバカにせず、ちゃんとやること」

50 仕事を楽しむ やってみよう!
  1小さな鏡をデスクに置く
  2「なんか職場の雰囲気が重いな!」と思ったら鏡を見て自分の表情をチェック
  3トイレの鏡でもチェック!
  楽しいから笑顔になる。笑顔だから楽しくなる。
自分の中に止めるのではなく、誰かに話す、書き出してメモを残す、誰かにメールをする。外に向けて誰かに発信してみましょう

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エンディングノートのすすめ
                  本田桂子
 先日身内に不幸があり、人ひとり亡くなると色々な問題が出てくるものなのだと改めて気づかされました。
 そのような状況に中、この本を読んだということもあり、すぐにエンディングノートを購入しました。
 本の中でも触れてありますが、一度にすべての項目について記入するのではなく、まずは書きやすい項目から埋めていくくらいでよいようです。エンディングノートは遺言書と違い、法的拘束力はありませんが、この本を読むとその必要性がよく理解できると思います。

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「聞く力」 心をひらく35のヒント
                       阿川 佐和子 著  文藝春秋 出版

人と会話をする中で、話す側と聞く側と分かれます。
この本はテレビにもよく出演されている、阿川佐和子さんが過去は苦手だったインタビューが1,000人近い人と出会い、
30回以上のお見合いでつかんだコミュニケーション術のすべてが描かれています。
老若男女必読に値する1冊だと思いました。

 

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「置かれた場所で咲きなさい」
                              渡辺和子著  幻冬舎

ノートルダム清心学園理事長の渡辺和子先生の最新刊です。
置かれた場に不平不満を持ち、他人の出方で幸せになったり不幸のなったりしては、私は環境の奴隷でしかない。人間として生まれたからには、どんなところに置かれても、そこで環境の主人となり、自分の花を咲かせようと、決心することが出来ました。それは「私が変わる」ことによってのみ可能でした。
どうしても咲けないときもあります。雨風が強いとき、日照り続きで咲けない日、そんな時には無理に咲かなくてもいい。その代わりに、根を下へ下へと降ろして、根を張るのです。次に咲く花が、より大きく、美しいものとなるために。

この本を手にとってしまった私のココロは、何かを求めていたのだと思います。読むことで、少し満たされて、穏やかになれた気がします。