思い出の木

 広島の平和公園にある一本の桜の木。
周りの立派な桜の木に比べ、その木は細く枝も少ないヒョロヒョロとした木でした。
周りが満開になる頃にようやく5分咲きになるようなマイペースな木で
「今年はもう咲かないのかなぁ」
と、通るたびに心配していました。
でもその木は、ちょっと少なめの花を毎年必ず咲かせ、満開の姿は他の桜よりもずっと綺麗で、私はその木が大好きでした。
当時、平和公園は私の通学路で、試験に失敗した時や壁にぶつかった時に何度もその桜の木に励まされ元気をもらったものです。

もう何年もその桜を見ていませんが、今度は何か目標を達成できた時に会いに行きたいと思っています。

書籍の紹介

成功は一日で捨て去れ

                     柳井正「著」  新潮社  定価(本体1,400円+税)

著者は今や日本を代表する企業、ファーストリテイリング(ユニクロ)会長兼社長。
数字で紹介すると

2009年8月期決算 売上高6,820億円 営業利益1,080億円 経常利益1,010億円
2010年の目標は  売上高1兆円 経常利益1,500億円
2020年の夢は   売上高5兆円 経常利益1兆円

 これだけを見ていると、
どこか遠いところの話が書かれているようにも思うが、参考になる言葉も多い。

「正常な危機感」
 危機感なく順風満帆なことが正常だと勘違いしている人がいる。
「いつも危機」と考えて経営しないと、会社は維持・継続できない。
常に危機感を持って会社経営をすることが正常なのである。

「会社は誰のためにあるのか?」
 著者の答えは、「お客様のため」である。お客様が何を求めているか考えなければならない。
それを考えず小さな成功で満足していると、大きなことを成し遂げたような錯覚をしていまい、
次に何をしたらよいのか分からなくなってしまう人もいる。
それは成功でなく「成功したという失敗」なのではないだろうか。

 柳井氏にとっては、現在の経営者としての自己評価は70点。
 お客様のために何が出来るかを常に一生懸命考えて、自らが率先してひるまず実行するべきだ。

風水

 いつも年が明けると風水の本を読みます。
その年のラッキーカラーや方位、アイテムなど、運気がアップして幸せになれるなら・・・とできるだけ参考にして過ごすようにしています。
2010年は前向きに「攻撃」し、「約束」を守る人が幸せをつかむそうです。
幸せな年になるといいですね。

前略

年賀状の当選番号の確認は済まれましたか。
「これで、しばらくハガキや手紙を書くことはない」などとは言われずに、お店のハガキやカードが並んでいるところを一度のぞいてみて下さい。
飛び出す絵本のような物、オルゴールや自分の声が録音できる物など、種類も値段も様々です。
目的別に言葉も添えられている物も多く、一言書けば様になるつくりです。
今ならバレンタインデーひな祭りに向けて・・・。
メールも良いですが、たまには一筆いかがでしょうか。  かしこ

心訓七則

福沢諭吉が書いたものとして知られていますが、実際は作者不明の偽作とも言われています。
お客様のお店の控え室に貼り出してあり、私はそこではじめて知ったのですが、とても印象的で心に響きました。

一、 世の中で一番楽しく立派な事は、一生を貫く仕事を持つという事です。

一、 世の中で一番みじめな事は、人間として教養のない事です。

一、 世の中で一番さびしい事は、する仕事のない事です。

一、 世の中で一番みにくい事は、他人の生活をうらやむ事です。

一、 世の中で一番尊い事は、人の為に奉仕して決して恩にきせない事です。

一、 世の中で一番美しい事は、全ての物に愛情を持つ事です。

一、 世の中で一番悲しい事は、うそをつく事です。

仕事ができることに感謝し、仕事を下さるお客様に感謝し、一年また頑張っていきたいと思います。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

書籍の紹介

斎藤 實(まこと)伝  「二・二六事件」で暗殺された提督の真実
斎藤 實(まこと)伝  「二・二六事件」で暗殺された提督の真実
                      松田十刻「著」  元就出版社  定価(本体2,000円+税)

「武士というものは、どんな大きなことが起こっても、また死ぬ間際でも平常と少しも変わらず、顔色ひとつ変えずに静かに死につくというほどの落ち着きと度胸がなくてはいけない」

こんなすばらしい軍人がいたのか・・・。
朝鮮の京城・南大門駅前で馬車に乗り込み、車輪が回った。ほとんど同時に手榴弾が投げられた。自分の命を狙い、この爆弾を投げた犯人の遺族に対して、斎藤實は在任中、誰にもらさずに金を送り続けた。そのことがわかるのは、斎藤實の死後である。
このような人物が今の政治家の中にいたならば・・・。
いずれ現れるであろう!

書籍の紹介

小さいことにくよくよするな!
小さいことにくよくよするな!
 リチャード・カールソン「著」小沢瑞穂「訳」  サンマーク出版  定価(本体1,500円+税)

「小さいことにくよくよするな。すべては小さなことだ」

この考え方を人生に取り込めば、もっと穏やかで愛情豊かな自分を育てることができる。100の目次から成り立っています。

30番「戦うなら賢く」
人生は思いどおりにいかないもの、他人はあなたの都合通りには動いてはくれないもの、これが真実だ。夫または妻に、悪いのはそっちだと言いつのることがそんなに重要だろうか?また相手のちょっとした失敗をあげつらうことが?

40番「ゴミ当番はだれの番か迷ったら、自分が行く」
だれが何をやるのか、どっちが多くやるのか、そんなことばかり考えていると憂鬱になるだけだ。じつは、これこそが「小さなこと」なのだ。ゴミを出すのはだれの番かとあれこれ考えるより、自分でさっさと出して家族の責任を一つでも減らしてやったほうが、もっと人生は楽しくなる。

41番「アラ探しを避ける」
人のアラばかり探すようでは穏やかな人生は望めない。ついアラ探しをしがちな人は、「ぜったいにやめる」と心に決めること。この癖が頭をもたげたときは、事前に気づいて口を閉ざすこと。

57番「もっと穏やかな運転者になろう」
あたながもっと緊張する場所はどこ?ほとんどの人は渋滞の道路で運転することと答えるはずだ。
最近の主要高速道路を見ると、まるで道路ではなくレーストラックのようだ。もっと穏やかな運転者になるメリットは三つある。第一に、自分も周りの人も事故にあう確率が減る。第二に、ストレスがぐんと減る。第三に、血圧が下がり、ハンドルをきつく握らなくなり、目が血走らず、理性がはたらくようになる。

79番「人のせいにするのをやめる」
なにかが期待どおりにいかなかったとき、私たちはつい「だれかのせいだ」と思いがち。捜しものが見つからないのは、だれかがどこかにおいたせい。車の調子が悪いのは、修理屋がさぼったからじゃないか。家計費が赤字なのは、カミサンが浪費したから。こういった「人のせいにする」症候群は、いまの社会にまんえんしている。個人の幸せということでいえば、人のせいにしながら幸せになれるはずがない。 人のせいにするのは、心身ともに莫大なエネルギーを使う。「あんたのせいでこうなった」式の思考は、ストレスと病気に直結する。

80番「早起き鳥になる」
ほとんどの人は、朝起きて大あわてでコーヒーを飲み、家から飛び出す。早起きの習慣をつけたことが人生の重大な転機になる。夜はテレビを消して1~2時間早く寝ること。 

その他色々・・・。

カーナビ

なぜ?と思うような道を平気で案内する「ナビ」。
先日も兵庫県北からの帰り、最短距離を選択すると案内は国道を離れどんどん山奥へと・・・。
車幅ギリギリの林道を走り続けていると突然道が無くなり再びオートリルートをはじめる始末。
結局自力で道を選択して帰ることに。時間も余分にかかりました。  

                        結論!「ナビ」の情報を鵜呑みにしない。

書籍の紹介

日本で一番不況に強い男 二宮尊徳の成功実学に学べ
日本で一番不況に強い男
                    瀧澤中「著」  中経出版  定価(本体1200円+税)

薪を背負いながら読書をしている二宮尊徳は、上杉鷹山に負けず劣らず、日本の村々600余を復興させています。現代の企業経営立て直しと比べて、すさまじい点が2つあります。
第1に、いっさい「首切り」をしていないこと。
第2は、今不況に直面していますが、当時の農村の苦境は食べる物が何も無いという「餓死」の恐怖の中にあったことです。
尊徳自身は率先垂範でありました。自分には極端なくらい厳しい人で「一汁一菜と木綿の着物以外は不要なものだ。」と人にも言い、自分でもそれに近い生活を実践していました。そして何よりも「すごい」と思うのは、彼が亡くなった後、遺産はほとんど何も残っていなかったという事実です。
 一番重要なことは、経営再建とはすなわち、社員の幸福をどうすれば実現できるのか。この1点に絞って良いのではないでしょうか。会社の復興をする目的は、社員の幸福を実現することであり、それならば幸福実現の担い手でもある社員のことを、経営者は知らなければならないということです。
「経営者が社員を見るとき、背後に彼ら、彼女らの両親や兄弟の姿まで、まざまざと浮かびあがらなければダメだ。将来もらうお嫁さんやお婿さん、生まれてくる子供の姿まで想像できるようになれたら本物の経営者だ。」
「人の上に立つ人は人を見る、というだけではダメだ。人から見られる人生を持っていなくてはいけない。」