書籍の紹介

『100円のコーラを1000円で売る方法』                                                  著者:永井孝尚

 

 

 

 

 

 

 

ストーリー仕立てで様々なマーケティング理論が紹介されており、マーケティングの入門書としてとても読みやすい本になっています。
物語は会計ソフトウエア会社を舞台に、製品企画部に異動したばかりの女性社員が新製品の開発を手がけながら、営業とは何か、製品企画・開発とは何かを問いかけ成長していくというものです。
顧客の課題に対して振り回されることなく、自社独自の価値を徹底的に考え提供するという真の顧客主義が、コーラの値段やキシリトールガムがヒットした理由、クールビズが浸透した例などを用いて紹介されています。本を読み進めるうちに、多くの日本企業が抱える『高品質、多機能。でも低収益』という問題についても考えさせられます。
また、もっと詳しく理論を学びたい場合のために、どの専門書のどこを読めばいいか参考文献がきちんと記載されているので、マーケティング理論の理解を深めるいいきっかけになりそうです。

 

 

 

書籍の紹介

心を上手に透視する方法
                   著者 トルステン・ハーフェナー
  
日常生活で人をよく観察することはありますか?
何気ない行動や言葉は、以外と周りに影響する場合がありますよね。
この本は、人のちょっとした目・口・声の大きさなどで実は何を本当
に伝えたいのかを教えてくれます。人はコミュニケーションをしない
でいることはでないんだと、改めて思いました。

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モチベーション3.0~持続する「やる気!」をいかに引き出すか~

ダニエル・ピンクの前作『ハイコンセプト』が面白かったので読んでみました。

〈モチベーション3・0〉とは何か?
コンピューター同様、社会にも人を動かすための基本ソフト(OS)がある。
〈モチベーション1・0〉…生存(サバイバル)を目的としていた人類最初のOS 。
〈モチベーション2・0〉…アメとムチ=信賞必罰に基づく与えられた動機づけによるOS。ルーチンワーク中心の時代には有効だったが、21世紀を迎えて機能不全に陥る。
〈モチベーション3・0〉…自分の内面から湧き出る「やる気!=ドライブ!」に基づくOS。活気ある社会や組織をつくるための新しい「やる気!」の基本形。

長年の研究・実験データをもとに話が組み立てられていて、モチベーション3.0型のマネジメントを導入している企業や従来型の企業の検証などとても興味深い内容でした。マネジメントから教育まで幅広く応用できるのではないかと思います。

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采配

                              落合博満 著  ダイヤモンド社

元中日ドラゴンズ監督、落合さんの著書です。
野球人生で下積みもトップも経験した落合さんが導き出した部下への接し方や教育方法についてプロ野球選手・監督といった関係の中だけでなく、一般企業にも当てはまる内容が書かれています。
最初に監督に就任したときにまず「自分の身(生活)は自分で守れ」と伝えたそうです。
受け身で指導を待つのではなく、自分で足りないものを考え努力しなければならない。
当たり前のようなことですが、実際に人を動かす環境を作るのはとても難しいことです。
どうやって部下に自覚してもらうか、放任主義にならないように上司としてどう見守るか
厳しく怖いというイメージの落合さんですが、嫌われようとも選手のためになることをしてあげたいという愛情を持たれていることがわかる一冊です。

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安売りしない会社はどこで努力しているか?

                     村尾隆介 著  大和書房 発行

 何年か前から「オンリーワン」という言葉をよく耳にするようになりました。
 「ナンバーワン」ではなく「オンリーワン」であることが大切だという考え方は、今の世の中の風潮に合っているのかもしれません。
 しかし、商売の世界では「ナンバーワン」であることもまだまだ、「オンリーワン」であることと同じくらい重要な指標となっているように思います。
 「世界に一つだけの一点もの」「自分仕様に色やデザインを選べる」商品といった、いわゆる「オンリーワン」の物を持つことが好きな人がいる一方で、「入荷待ちのプレミアム商品」や「人気ブランドの商品」といった「ナンバーワン」の物を持つことが好きな人も必ずいます。
 会社は利益を生まなければ存続しません。利益を生むための売上増加の方法として、値下げ(価格競争)はよくある方法ですが、値下げには様々なリスクがひそんでいます。
 価格競争から抜け出して、会社の利益を生むためには、
「会社自体をブランド化し、会社自体のファンを増やしていくことだ」
と著者は言われています。
 自分の店の価値を上げて、商品ではなく店自体のファンを増やしていくにはどうすればよいか...
 「オンリーワン」を目指すのか、「ナンバーワン」を目指すのか、それともまた違う「新しい価値」を作り出し、ファンを増やしていくのか、「価格を下げずに、価値を上げる」がテーマのこの本の中で、そのヒントが見つかるかもしれません。

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続ける力

                                  伊藤 真著 株式会社 幻冬社

今頃続けていれば・・・と後悔することは誰でも一回はあると思います。
本書は続ける技術(よい習慣の作り方・やる気の維持法)を伝授する本です。
「生きる」の本質は「続ける」こと無数の継続によってなり立っており、コツコツと反復し続けることと書かれてあります。
ただ何となく過ぎてゆく毎日より、何かを続けたと実感できる人生を送りたいです。

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そそるマーケティング

                               著者-電通感性工学ユニット
                                   発売-ダイヤモンド社

コンビニで買い物をする時、「なぜ、それでなければいけなかったか」と聞かれても
「なんとなく」と答える人が多いのではないでしょうか。「感性の時代」と言われる今、
広告業界の電通が、なぜその商品を選んだかの法則を、紐解いていく内容です。
ユニクロの兄弟ブランド「ジーユー」。
通販でよく見かける化粧品「ドクターシーラボ」などの例が上がっています。
 消費者は買い物をする前に、
脳内会話を(頭の中で自分自身と会話をしていると言われています)しています。
その頭の中をのぞいて、買ってもらうためのヒントを探っていきます。
 なるほどと思わせる事が書いてあります。
その事が少しでも自分の仕事につなげていけたらと思います。

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なぜ「高くても売れる」のか
                           高井尚之「著」 文藝春秋

この本の中で紹介されているのが、平田牧場と吉田カバン。
平田牧場は養豚の生産から食肉販売、加工肉の製造販売を一貫しててがけている会社。
一方吉田カバンは、学生から年配のサラリーマンまで、幅広い世代に支持されるバックメーカーです。
デフレ不況のこの時代にあって、両社とも高価格で販売実績を残してきているのはなぜかということが、色々な切り口から書かれています。
結果、どちらの会社もこだわりをもってブランドづくりに取り組んできたことがよくわかりました。

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わが子を「メシが食える大人」に育てる

                                 花まる学習会代表 高濱正伸

子育ての最終的な目標は経済的、社会的、精神的に自立した「自分でメシが食っていける大人」にすること。机の上の勉強だけでは「食える大人」にはなれないとありました。
そうそう!!・・・・・と頷きながらも、就職難な時代に、おそらく就職活動をするであろう子供がいる親としては、とても気になる内容です。
「ことばの力」「自分で考える力」「想い浮かべる力」「試そうとする力」「やり抜く力」という5つの基礎力は、子供が10歳までの時期に育むことが大切で(我が家は手遅れ?)、それが受験や社会に出てからのさまざまな苦労を乗り越えていく力になると書かれています。
親や家族との会話の重要性や自己肯定感、成功体験など。すべて日々の積み重ねが大事。親も襟を正さねばと改めて思いました。

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仕事に効く「断捨離」
                           やました ひでこ「著」 角川SSC新書

本のタイトルにもなっている、断つ、捨てる、離す。
仕事場で要らないモノ、不適なモノ、不快なモノはないかを日々検証できていますか。
違和感をみつければ、その都度「断捨離」を実行、
それを繰り返すことで仕事も効率よくこなしていけるのではないかと感じました。
私も少しずつ実践していこうと思います。