書籍の紹介

日本で一番不況に強い男 二宮尊徳の成功実学に学べ
日本で一番不況に強い男
                    瀧澤中「著」  中経出版  定価(本体1200円+税)

薪を背負いながら読書をしている二宮尊徳は、上杉鷹山に負けず劣らず、日本の村々600余を復興させています。現代の企業経営立て直しと比べて、すさまじい点が2つあります。
第1に、いっさい「首切り」をしていないこと。
第2は、今不況に直面していますが、当時の農村の苦境は食べる物が何も無いという「餓死」の恐怖の中にあったことです。
尊徳自身は率先垂範でありました。自分には極端なくらい厳しい人で「一汁一菜と木綿の着物以外は不要なものだ。」と人にも言い、自分でもそれに近い生活を実践していました。そして何よりも「すごい」と思うのは、彼が亡くなった後、遺産はほとんど何も残っていなかったという事実です。
 一番重要なことは、経営再建とはすなわち、社員の幸福をどうすれば実現できるのか。この1点に絞って良いのではないでしょうか。会社の復興をする目的は、社員の幸福を実現することであり、それならば幸福実現の担い手でもある社員のことを、経営者は知らなければならないということです。
「経営者が社員を見るとき、背後に彼ら、彼女らの両親や兄弟の姿まで、まざまざと浮かびあがらなければダメだ。将来もらうお嫁さんやお婿さん、生まれてくる子供の姿まで想像できるようになれたら本物の経営者だ。」
「人の上に立つ人は人を見る、というだけではダメだ。人から見られる人生を持っていなくてはいけない。」

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