消費税率が10%になって3日が経ちました。増税前に各企業様や販売店様において事前の準備や対策で忙しかったことと思います。そんな苦労を背景にスムーズに増税を迎えられるかと思いきや、予想外のトラブルが多発し、更なる苦労が後を絶たないとのニュースを見ました。スシローさんでは約200店舗で外税が0%、ミニストップさんでは10%ではなく8%でのお会計、交通系でのシステムトラブルも多かったようです。
景気低迷を避けるため、また家計の負担を和らげるため、様々な消費税対策が実施されています。しかしそれが返って消費者を戸惑わせ、混乱を巻き起こし、不安をあおってしまっているようです。そうすると、煩わしさから反射的に財布の紐が固くなってしまい、個人消費を抑えるようになってしまう…いくら対策を講じたところで、制度よりも”消費税10%”というショックを直接的に受けないがために、『消費しない』という選択肢を取ってしまう一個人としては、3回目の増税による景気低迷もやはり避けられないであろうと今後の日本経済を憂えてしまいます。