保険会社から控除証明書、税務署から手引きや申告用紙などが届き始め、年末調整の準備を始める方も増えてきているのではないでしょうか?
ここで確認しておきたいのが「扶養」についてです。「扶養」と言っても「所得税の扶養」「社会保険の扶養」それぞれに適用範囲が異なります。
先日お客様から、「社会保険の扶養内であれば、ご主人の税金の扶養からは外れても良いので、年末まで、もっと働いても良いですか?」と尋ねられました。おそらく年間で130万円に収まるようにするという意味だと思いますが、社会保険の場合、年間130万は目安で合って、ひと月あたりで約11万弱を超えると、扶養から外れることになります。たまたまその月の業務が多かったのであれば、許してもらえるかもしれませんが、判断は加入の健保組合や社会保険事務所がします。最近では後々のトラブルを防ぐため、官公庁をはじめとして、奥さんのパート収入を月毎で証明させる事業者も増えています。
ここは気をつけたいところです。
仕組みを良く理解して、有能なパートさんに、気持ちよく働いてもらうようにしましょう。