先日、姪っ子が学校でそろばんを習うからと実家にある姉のそろばんを借りに来たとのこと。
家の引き出しにしまわれた私のそろばんは、手作りの巾着袋に母の手書きの「〇年〇組ましまかずえ」の名前入り。
末っ子の私は姉達のおさがりが多めでしたが、そろばんや辞書、30センチものさしなどは「一生モノだから」と新品を買ってくれていたのを思い出しました。
「一生モノ」と買ってくれた物にはすべて母の字で日付と名前が入っていて、見るたび、時の経過を感じるとともに、何となくあたたかい気持ちになります。
エコの精神で不要なモノを捨てる・持たないことも大切ですが、思い出が刻まれた物はやっぱり、引き出しの中で眠っていてほしいと思ってしまいます。