斎藤 實(まこと)伝 「二・二六事件」で暗殺された提督の真実
松田十刻「著」 元就出版社 定価(本体2,000円+税)
「武士というものは、どんな大きなことが起こっても、また死ぬ間際でも平常と少しも変わらず、顔色ひとつ変えずに静かに死につくというほどの落ち着きと度胸がなくてはいけない」
こんなすばらしい軍人がいたのか・・・。
朝鮮の京城・南大門駅前で馬車に乗り込み、車輪が回った。ほとんど同時に手榴弾が投げられた。自分の命を狙い、この爆弾を投げた犯人の遺族に対して、斎藤實は在任中、誰にもらさずに金を送り続けた。そのことがわかるのは、斎藤實の死後である。
このような人物が今の政治家の中にいたならば・・・。
いずれ現れるであろう!